耳活宣言

オーラルケア、目のサプリ、そしてジム…
でも、耳のケアはしてますか?
聴こえ難くなった耳は元には戻らないと言われています。
目や口に較べて意外と関心の薄い「耳」。
というわけで、ここに私たちは「耳活宣言」をします。
単に寿命が延びても意味がありません。
おいしく食べて、ここちよい運動ができて、そして、楽しい会話ができる人生を目指していきませんか。
多くの賛同者の支援によって、特に日本人の「耳」への関心を高めたい。
それが「耳活宣言」プロジェクトです。

世界保健機関は、
難聴予備軍に注意を喚起!

WHO(世界保健機関)は、80dB以上の騒音に一定時間さらされると難聴になる傾向が強いと言っています。

地下鉄や電車のホーム、車内のアナウンスは80dB以上の大音量なのです。
ライブやコンサートでは、100dBを超えることも多くあります。
WHOのレポートによると、最近の傾向として若年齢層にも難聴が増えているそうです。
地下鉄でヘッドーホーンから音楽を聴く時は、80dB以上でないと聴き取れません。

WHOはまた、65歳以上の難聴者数は、それ以下の年齢に較べて5倍だとも言っています。
「まだ随分先の話だよね」と言っているあなた! 難聴はすこしずつ貴方の耳にも忍び寄ってきています。
難聴は、本当に聞こえづらくなるまで気づかないことが多いとも言われているのです。

そうなってからでは、既に手遅れ。
難聴への道は確実に短くなっています。


安全とされているばく露量の目安

ブブセラ

ロックの
ライブコンサート

耳元で聞く大声

最大音量の
音楽プレーヤー

車のクラクション(5mの距離で)
地下鉄、ドライヤー

中型のオートバイ

芝刈り機

車の騒音

目覚まし時計
(60cmの距離で)

難聴予備軍テスト

こんなことに思い当たりませんか?

テレビの音量が以前より大きくなったような気がする

最近家族からテレビの音が大きすぎると言われるようになった。
隣の部屋に聞こえそうな気がしてヘッドホンで聞くようになった。その結果、またボリュームが大きくなった気がする。

街中での会話がしずらくなった

街中や喫茶店での会話で、周りの音に声がかき消されている気がして大きな声になってしまう。
周りの音が気になり会話に集中できなくなることがある。ウザイ相手の場合は適当に受け流すので関係ないけど。

単語の子音・最初の音が聞き取れないことがある

最初の子音が時々聞き取れない。
「課長」と呼ばれたのに“アチョー”と聞こえ、ブルースリーのマネをしてしまった。
「児島さんに電話して」と言われたのに、尾嶋さんに電話してしまった。

人の話が早口に聞こえることがあり、ついていけないことがある

早口の漫才についていけない。ウーマンラッシュアワーについていけない。
まあ最近見なくなったから日常生活には支障はない。

以前は職場の音が結構うるさいと思ったが、最近はそうでもなくなったと感じる

耳もその環境に慣れるようにと努力しているのですが、“慣れてきた”と思っているのは、
難聴の傾向が出始めている可能性もあります。
職場の環境がよくなったかどうか、今一度確認してみましょう。

欧米では「耳」
のケアにも熱心。
対して日本は…

欧州では、スピーカに音量制限をつけ、難聴の危険性がある注意メッセージの表示が義務付けられているようです。米国の人口は日本の約2.5倍。でも、耳栓関連の販売は約10倍もあるようです。

医療費が高いアメリカでは、自分の健康は自分で守る「セルフメディケーション文化」が根付いています。
一方、日本では保険制度は充実しているので、病気なってから病院にいく、というのが主流です。
でも、「難聴」はそうなってからでは遅いのです。
耳こそ、日本でも「セルフメディケーション」が必要です。

「耳」のケアって、
どんなもの?

インターネットで、“耳ケア”或いは“耳サプリ”で、検索してみましょう。
耳かき、綿棒、耳エステ…、中には蜂の子、なんてのもでてきます。
今度は、“Ear care”、”Ear supplement”と英語で検索してみます。
サプリメントの数々、耳栓などの多くの商品がでてきます。
耳そうじの仕方やWHOのレポート、或いは耳サプリメントの販売規格といったものも多数表示されます。
このように、日本と欧米とでは、「耳」に対する関心に大きな差が見られます。

さて、耳ケアには大きく3つの方法があります。

サプリメント

耳掃除、訓練

防護ツール

サプリメントは、日本では殆ど売られていませんので、今は諦めます。
耳掃除も大切です。また、早口言葉や、小さな音を聞くといったエクソサイズも大事です。
また、騒音を発する場所をパネルやカーテンで仕切るというのも有効です。
更に手軽で、且つ大きな音への対策として効果がありそうなのは、防護ツールだと思います。
簡単です。耳栓とかノイズキャンセラー、非常に大きな音に晒される場合はヘッドホーンタイプのイヤマフと呼ばれるものを用意するだけです。
これだけでも、WHOの警告する大音量から難聴になる危険性を遠ざけることができます。

耳栓はすごく有効。
でも…

大音量から耳を守るために、作業場や窓を仕切るという方法も比較的手軽にできますが、耳栓は簡単で且つとても有効だと言われています。
でも、こんな欠点があります。

会話ができなくなる

周りの声や音も聞こえなくなる(街を歩いている時など)

電車のアナウンスが聞こえ難くなる

コンサートでは臨場感がなくなる

家庭ではテレビの音も聞き難くなる

長時間付けると耳が痛くなる

コンサートなんかで、全ての音が小さくなったら、何の為に来ているのかもわかりませんよね!
工場では、後ろからリフト車が近づいてきても気づきません。
「次は東京」というアナウンスに気づかず、そのままUターンして新大阪に戻ってしまう。。。
ということはないと思いますが。

それと、耳栓をしていると、かっこ悪いとか、神経質な人と思われたりしないかといった心配。
WHOのレポートでは、難聴者には中・高所得者が多いといっています。
「耳活宣言」では、“耳にも気を使っていこうスタイル”もアピールもしたいのです。
少なくともマスクよりは、或いはブルートゥースのアダプターよりはカッコいいと思います。


耳活宣言では私たちの活動に賛同してくれる方を随時募集しています。
詳しくはこちらまでお問い合わせください。

耳栓の欠点を補う
ノイズキャンセラー

100dBを超えるような爆音でない限りは、ノイズキャンセラーが有効です。
特定の音だけを小さくするものです。
飛行機のビジネスクラスや、ちょっと高級なヘッドホーンなんかについている場合もあります。
電器メーカや音響メーカからも販売されています。

でも、少々お高いし、電池で稼動するものが多いので、普段使用するにはちょっと不便。

エアトースER

ノースビレッジラボには、5年前に日本を含め国際特許を取得している防音技術があります。
これを利用して、耳栓タイプのノイズキャンセラーを製造販売しています。
特長は

  • 中心部に穴が空いているので、空気が通り、耳栓特有の圧迫感がない
    この為、長時間の使用でも苦痛が少ない
  • 1000Hzを越える「耳障りな音」だけが小さくなり、声の領域では、殆ど音が小さくならない
    この為、人の声、アナウンスの声、低いエンジン音などは、相対的に聞こえやすくなる(※注)
  • 耳に当る部分にはイヤホーンなどで使用されるシリコン製のイヤピースを使用しているので、フィット感
     がよい
    耳に合わない場合は、市販のイヤピースも使えるし、ノースビレッジラボからもSサイズを提供している

建築現場や工場だけでなく、オフィスで隣の人のキーボードが煩い場合などでも好評です。
少し耳が遠くなったとか、周りの音がみんな同じように聞こえて人の声が判別し難く、会話に集中できないといった主婦や年配の方にもご利用いただいています。

そうそう!パチンコ店では、利用者だけでなく店員さまにもご利用いただいております。
店内はゆうに90dBを超えています。長時間の滞在は極めて危険です。
でも、スタッフが、お客様の声が聞こえないのは問題ですからね。

※注:相対的に低い領域の音が目立つという意味で、増幅効果は殆どありません。
高音域の音量が非常に大きく、低音域の音量を大幅に上回る場合は効果は薄らぎます。
感じる度合いには、個人差があります。